顎変形症(手術を伴う矯正)か矯正治療のみで治療可能かは資料を分析しての診断で決まるはずだ。
しかし、顎変形症は健康保険適用、そうでなければ自費と料金やカルテが変わってしまう。
だから顔つきや咬合から診断前に保険か自費かどちらか決めて進行する。
それで概ね間違いはなく多くはそのようになる。それでも、見込み違いも出てくる。
今日の診断がそうだった。
顔貌や咬合から矯正治療のみで行けそうだとして自費で検査した。
しかし検査結果は矯正のみではとてもできそうになかった。
見込み違いはお詫びするにしても本来、この診断で決めるべき事である。
初診時にも多少外科併用の説明はしてあった。
しかし外科併用の診断には悩んでいたようだ。
やはり、手術をしなければ自費で精算というルールがおかしい気がする。
せめて疑わしい患者さんの診断までは健康保険でできないものかと思う。
そうすれば初診の時、診断の時に決めましょうとスムーズに言える。
今回の診断も患者さんが外科併用を希望すれば、保険の3割負担とで清算する。
そんなことしないで済むような制度であってほしい。