女子小学生が初診で来院した。
一般歯科の紹介で来院しているので通常の説明をしていった。
混合歯列期に治療が必要か抜歯することと口元など説明していた。
そうしたらお母さんが昔、当クリニックで治療したという。
記憶にはないが、旧姓を聞き検索してみた。
初診は1992年、当時14歳、30年前の治療だ。
抜歯して行い、予後は良好だったと言っている。
そういう患者さんだと説明しても理解してもらいやすい。
今回、混合歯列で始めても良いがマルチブラケット(永久歯列)での仕上げが多い。
混合歯列で治療しても、非抜歯でできるとは限らない。
そんな説明をして混合歯列で始めるか考えてもらった。
結局、母親が抜歯して良い結果を得ているので抜歯に抵抗がない。
それならば、永久歯まで待ってもといかということになった。
長いこ間、診療しているとこんなケースも多く出てくる。
それでも母親の治療開始は「昭和」ではなく「平成」だ。(開業は昭和56年)
矯正治療は長い、でも治療後ももっと長く経過している。