きょうの矯正相談は4歳、通常は年齢が上がってから相談しましょうという。
しかし、紹介があるので診せていただいた。
通常撮る口腔内写真もやめて、顔貌や口腔内を見せてもらった。
明らかに骨格的な反対咬合だった。
今から顎変形症手術を決めわけにもいかないが流れはその方向だ。
男の子だったので手術は高校卒業後が考えられる。
開業当初はそんな患者さんにチンキャップを長い期間かぶせた。
結果的にはまんざら否定されるものでもないと思う。
でも現在は当クリニックでも他の矯正歯科医院でもほとんどやっていない。
前歯部が交換した8歳ころに被蓋改善ができるかどうか。
今回の相談はそこでも難しそうに思えた。
最近、当地に引っ越してきたようだが、前の住まいの地でムーシールドが予定されていたそうだ。
その話を聞くと、この骨格的な要因には不向きだろう。
やらなくてよかったと思った。たぶん長い観察ののち手術併用だろう。
かなり先なので自分がすることにはならないだろう
でもその時にはもっとその分野が発展していると期待している。