今日の初診相談は30代の女性、叢生と出っ歯が主訴だった。
紹介者はなくネット検索で当クリニックを選んだという。
そういう方には「矯正歯科が何軒もヒットしたでしょう、うちで何軒目ですかと聞く」
今日の相談者は三軒目だった。
前に相談した二軒は隣町の矯正専門のクリニックだった。
そうなると、矯正治療についての最初からの説明はいらない。
どこが問題で次々相談に行くのか聞けば良い。
このケースではそれがホワイトワイヤーだった。
相談した二軒の矯正歯科でホワイトワイヤーを使っていないという。
当クリニックでは3年ほど前からそれを使用している。
まだ、通常のワイヤーより種類が少なく、値段も高い。
ホワイトのコーティングもはげることも時々ある。
好んで使いたいとも思わないが、舌側矯正を行っていないので、用意していると言ってもよい。
この三年間以上の間にけっこうの人数に装着して、すでに撤去した患者さんも10人を超えているだろう。
それを隣町の専門医二軒は扱っていないことがわかった。
終わった患者さんには評価を聞く。8万円余分に出しても良かったという患者さんも多い。
でも、患者さんには積極的には勧めていない。学生には「止めとけ」というくらいだ。
今日の患者さんは、うちでやるかどうか分からないが、ホワイトワイヤーの用意はあって良かったと思った。